株式会社ソミックトランスフォーメーション

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磐田商工会議所企業懇話会に登壇「社会課題に挑む」

5月22日(水)、磐田商工会議所で開催された「企業懇話会」で、ソミックトランスフォーメーション SUPPOT事業室の長坂 室長が登壇しました。磐田商工会議所では、地元企業の将来へ向けての気付きを醸成させ、現場の技術力の底上げを図ることを目的に、年に6回ほどこの懇話会を行っているそうです。5月9日に竣工式が行われたばかりの新会館で、なんとこけら落としとなる講演となりました。
ソミックトランスフォーメーションは、ソミックグループの新規事業を担う会社で、作業支援ロボット「SUPPOT」の開発・レンタルサービスを行っています。
 
自動車の足回り部品「ボールジョイント」を製造するソミック石川は、常に新しい事業に挑戦し続けてきました。ただ、SUPPOTの開発に至るまでの道のりは容易ではありませんでした。
SUPPOTには前身となった「どこでも車いす」がありました。ボールジョイントメーカー、ソミック石川の技術を踏襲し、商品の需要も考慮していましたが、事業化することはかないませんでした。
それでもあきらめることなく、開発への挑戦を続けました。「走破性の高いフレーム」には需要があることに目をつけ、どこでも車いすのフレームを別の開発へ利用。作業支援ロボット「SUPPOT」が開発されました。
 
SUPPOTの持つビジョンは、「労働者の参加拡大」。重筋作業が当たり前とされる建設業界などでも女性や高齢者が気兼ねなく働ける環境を実現します。「サービスや製品に固執せず、お客様と一緒に“どうしたら労働者の参加拡大につながるか”を考えることを大切にしている」と、長坂 室長は話しました。ロボットをただ貸し出すだけではなく、導入する環境を整えることでその現場での最適な運用を考え、その価値を最大化させます。
 
私たちは今後も、労働者の参加拡大をはじめとした社会課題の解決に邁進していきます。
会場で、そしてオンラインでご参加いただいた皆様にとって、当社が経験したゼロからのものづくりや事業化の軌跡について、何か気付きになれば幸いです。